SoftBank Air(ソフトバンクエアー)は、SoftBankが提供するインターネット回線を使ったホームルーターです。
SoftBank Airは、光回線のように開通工事が必要ない、SoftBankというメガブランドの安心感といったメリットがありますが、引っ越しなどさまざまな事情でSoftBank Airを解約することもあるでしょう。
とはいえ、いざ「解約しよう」と思っても、何からしていいのか分からないことも多いかと思います。
ここでは、SoftBank Airの解約方法や解約金、解約後のおすすめの乗り換え先などを詳しく解説します。
なお、この記事はSoftBank Airのクーリングオフ(契約から8日間以内なら「初期契約解除制度」で解約できる)に関しての情報ではありません。
本記事は2022年4月5日に作成されました。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
SoftBank Airの解約手順を知ろう
SoftBank Airを解約する場合、大まかに以下の2つのステップを踏みます。
SoftBank Airの解約手順
- 電話で解約を申し込む
- レンタル品を返却する
では、それぞれのステップについて細かく説明します。
解約手順(1) 電話で解約を申し込む
まずは、SoftBankに解約を申し込みます。
SoftBank Airの解約は、サポートセンターに電話します。SoftBankショップの店頭やWebでは解約申し込みができないので注意しましょう。
なお、SoftBank Airの解約日(利用停止日)は毎月の末日になります。そのため、月末になるほど電話回線が混み合うので、目安としては解約月の25日より前に電話することをおすすめします。
【サポートセンター】
電話番号:0800-1111-820
受付時間:10:00 ~ 19:00(年中無休)
解約手順(2) レンタル品を返却する
解約を電話で申し込み後、レンタルされている機器を返却します。Airターミナル本体は、レンタルの場合は返却の必要がありますが、購入している場合は返却の必要はありません(解約後は使えなくなります)。
いずれにしろ解約の申し込み時に、返却が必要なものがあるか確認しましょう。
返却期限(解約の翌月20日)を過ぎると、違約金が発生する場合もあるので、確実に返却するようにしましょう。
返却物 | ・Airターミナル本体(レンタルの場合) ・電源アダプタ ・LANケーブル |
---|---|
返却期限 | 解約の翌月20日 |
返却先住所 | 〒272-0001 千葉県市川市二俣678-55 ESR市川ディストリビューションセンター3階北棟N8 ソフトバンク返品センター 電話番号:0800-1111-820 |
返送料 | 送料実費 |
SoftBank Airの解約時に必要な費用は?
SoftBank Airの解約時に必要な費用について解説します。
SoftBank Airでは、解約時に以下のような費用が発生する可能性があります。
(1) 解約金(解除料):10,450円(税込)
(2) 端末の残金: Airターミナル4/4 NEXT(59,400円/税込)、またはAirターミナル5(71,280円/税込)の分割払いの残りの金額
(3) レンタル品の返送料:1,000円程度
(4) オプション違約金:最大12,100円
(5) 破損の賠償金:最大17,600円
解約時に必要な費用(1) 解約金(解除料)
「SoftBank Air 2年自動更新プラン」の契約期間は2年間(「SoftBank Air」の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)となっています。
そして契約満了月の末日までに解約が完了しなかった場合、契約が2年単位での自動更新となります(SoftBank Air 2年自動更新プランは2021年9月14日に新規受付終了していますが、それ以前に契約をした方はそれ以降も自動更新の対象となります)。
その解約ルールが2021年7月1日から変更になりました。
●2021年6月30日までに契約を満了した場合
契約満了月(課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目)が契約解除料不要期間となり、その期間で解約すれば解約金(解除料)は無料となります。
それ以外で解約をした場合、10,450円(税込)の解除料がかかります。
●2021年7月1日以降に契約を満了した場合
契約満了月(課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目)の当月と翌月、翌々月が契約解除料不要期間となり、その期間で解約すれば解約金(解除料)は無料となります。
それ以外で解約をした場合、10,450円(税込)の解除料(※1)がかかります。
(※1)参考:https://www.softbank.jp/support/faq/view/18973
解約時に必要な費用(2) 端末(Airターミナル)の残金
SoftBank Airの端末(Airターミナル)は、レンタルするか、購入での契約となっています。
SoftBank Airで提供されるホームルーターは、端末代金59,400円(税込)の「Airターミナル4/4 NEXT」と、端末代金71,280円(税込)の「Airターミナル5」の2つの端末があります。
ここでは、価格の安い「Airターミナル4/4 NEXT」を例にして料金を計算します。
Airターミナル4/4 NEXTを購入すると、通常は本体価格の59,400円(税込)を1,650円(税込)/月の36回の分割払いで支払います。しかし、その同額の1,650円(税込)を「月月割」のサービスで割引してもらうことで、端末代金が“実質無料”となっているわけです。
では、なぜ実質無料なのに解約時に残金が出るのでしょうか。
それは、端末代は計算上では36回払いになっているからです。ですから、その前に解約をすると、残金には「月月割」が適用されなくなります。そのため、残金を一括で支払う必要があるのです。
Airターミナル4/4 NEXT残金シミュレーション
解約のタイミング | 残金 |
---|---|
12ヶ月で解約 | 59,400円-(1,650円×12) =39,600円(税込) |
24ヶ月で解約 | 59,400円-(1,650円×24) = 19,800円(税込) |
36ヶ月で解約 | 59,400円-(1,650円×36) =0円(税込) |
解約時に必要な費用(3) レンタル品の返送料
レンタル品の返送料は、利用者側の負担です。返送料は1,000円程度です。
着払いでの返送はできないので注意しましょう。端末を購入している場合は、返送の必要はありません。
解約時に必要な費用(4) オプション違約金
「ホワイト光電話」などSoftBankのオプションに加入している場合、オプション解除の解約手数料が必要になります。
ホワイト光電話はいつ解約しても解除料がかかります。
Yahoo! BB基本サービス(プレミアム)とバリューパックは24ヶ月ごとの更新月以外に解約すると、解約料が発生します。
解約手数料がかかるオプション
オプション名 | 契約期間 | 解約金 |
---|---|---|
ホワイト光電話 | なし | 新規の番号:1,100円 番号ポータビリティ:3,300円 |
Yahoo! BB基本サービス (プレミアム) | 2年 | 3,300円 |
バリューパック | 2年 | 5,500円 |
解約時に必要な費用(5) 破損賠償金
万が一の場合ですが、レンタルしていた端末が破損していた場合、故意・事故に関わらず賠償責任が発生します。
運送中に破損してしまうケースもあるので、返却時には梱包をしっかりと行い、後々のトラブルがないようにしましょう。
もちろん、端末を購入している場合は、返送も破損賠償金も必要ありません。
端末ごとの破損賠償金
端末名 | 破損賠償金 |
---|---|
Airターミナル | 10,450円(税込) |
Airターミナル2 Airターミナル3 Airターミナル4/4 NEXT Airターミナル5 | 17,600円(税込) |
SoftBank Airをおトクに解約するには?
以上の情報から、SoftBank Airを解約すると解約金などが発生すると分かりました。では、SoftBank Airをおトクに解約するにはどうしたらいいのでしょうか。
その秘けつは、
(1) 契約更新月のタイミングで解約をする
(2) 端末の分割払いが完了する36ヶ月目以降に解約する
(3) 乗り換え先のキャッシュバックを利用する
の、3つのポイントを押さえることにあります。
それぞれについて、解説しましょう。
おトクに解約する方法(1) 契約解除料不要期間のタイミングで解約をする
前の段落で説明した通り、「SoftBank Air 2年自動更新プラン」の契約期間は2年間(「SoftBank Air」の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)となっています。
そして、契約満了月の末日までに解約が完了しなかった場合、契約が2年単位での自動更新となります。
SoftBank Airを解除する場合は解除料(10,450円(税込))が必要になりますが、「契約解除料不要期間」が設けられています。そのタイミングで解約をすれば、解除料はかかりません。
●2021年6月30日までに契約を満了した場合
契約満了月が契約解除料不要期間となり、その期間で解約すれば解約金(解除料)は無料となります。
それ以外で解約をした場合、10,450円(税込)の解除料がかかります。
●2021年7月1日以降に契約を満了した場合
契約満了月の当月と翌月、翌々月が契約解除料不要期間となり、その期間で解約すれば解約金(解除料)は無料となります。
それ以外で解約をした場合、10,450円(税込)の解除料がかかります。
おトクに解約する方法(2) 端末の分割払いが完了する36ヶ月目以降に解約する
前の段落で説明したとおり、SoftBank Airの端末(Airターミナル4/4 NEXT、Airターミナル5)は、購入での契約の場合、通常はAirターミナル4/4 NEXTなら59,400円(税込)、Airターミナル5なら71,280円(税込)が本体価格なります。この値段を36回の分割払いで支払い、その同額を「月月割」のサービスで割引してもらう“実質無料”のサービスが働いています。
36ヶ月を待たずして解約すると、分割払いの未払い分の残金を一括払いで支払う必要があります。36ヶ月を超えると本体価格の支払いが完了するので、残金支払いはありません。
おトクに解約する方法(3) 乗り換え先のキャッシュバックを利用する
SoftBank Airを解約する人のほとんどは、解約後に他社のインターネットサービスへの「乗り換え」を検討していると思います。
インターネットプロバイダの多くではユーザー獲得のため、キャッシュバックなどのキャンペーンを行なっています。このキャンペーンを利用して、SoftBank Airの解約にかかるコストをカバーするのです。
また、乗り換え先のネットサービスで必要な「初期費用」等を念頭に入れ、使い勝手の良さなども加味し、比較検討することをおすすめします。
SoftBank Airからのおすすめの乗り換え先は?

SoftBank Airは解約するとして、乗り換え先のインターネットプロバイダはどこがいいのでしょうか。
当サイトが推奨するおすすめの乗り換え先は、Broad WiMAXです。
Broad WiMAXは「乗り換えキャンペーン」開催中でおトク!
Broad WiMAXでは現在、「契約解除料還元のお乗換えキャンペーン」を開催中です(※1)。
Broad WiMAXの「契約解除料還元のお乗換えキャンペーン」は、以下の2つの特典があります。
(1) SoftBank Airの解約料を全額負担
現在利用中のインターネットサービスの契約解除料(解約料)を、最大19,000円(非課税)負担してくれます。SoftBank Airの解約金は10,450円(税込)なので、全額をこの負担金で穴埋めすることがきます。
契約解除料不要期間まで待つのは24ヶ月かかりますが、それを待たなくてもいつでも気軽に解約して乗り換えることができるのです。(※2)
(2) Broad WiMAXは初期費用0円で乗り換え負担が軽減
Broad WiMAXでは通常、初期費用20,743円(税込)がかかります。しかし現在、乗り換えキャンペーン、またはWebフォームから月額最安プランをクレジットカード払いでお申込み、指定オプションサービスに初回加入いただいたお客様に対して、この初期費用が0円になります。
また、Broad WiMAXはモバイル回線を使うインターネットサービスなので、工事費用もかかりません。乗り換え時に発生するコストが大幅に軽減されます。
(3) 全てのインターネット回線が対象
光回線のほか、ケーブルTV、ADSL、モバイル型WiFiなど全てのインターネット回線が対象となります。もちろん、SoftBank Airも対象です。
(※1)
・現在利用中のインターネットのご契約者名義でお願いします。
・ギガ放題プラスDX(3年)プラン、ギガ放題プラス(2年)プラン、ギガ放題月額最安プランをお申込みください。
・お支払いはクレジットカードでお願いします。
・安心サポートプラス、MyBroadサポートのオプションサービスにご加入ください。
・「お乗換えキャンペーンを希望する」にチェックをお願いします。
(※2)現在ご利用中のインターネットサービスにおける端末分割代金や工事費の残債はキャンペーン対象外です。
ほかにもいろいろ!Broad WiMAXのメリット
Broad WiMAXをおすすめする理由は、単に乗り換えキャンペーンをしているからだけではありません。
Broad WiMAXには以下のようなメリットが豊富にあり、SoftBank Airからの乗り換え後のインターネットライフをさらに豊かに彩ってくれます。
Broad WiMAXのメリット(1) 工事不要ですぐ繋がる
Broad WiMAXは、モバイル回線を使ったインターネットサービスなので、引き込み工事をする必要がありません。申し込みはネットで完結し、機器が届いたその日から利用が可能です。
光通信のような「申し込んでも工事待ちで時間がかかってインターネットに繋がらない」というタイムラグも発生しないので、繋がるスムーズさが違います。
Broad WiMAXのメリット(2) 高速回線
Broad WiMAXは、高速モバイルインターネットのWiMAX2+を始め、au 4GLTE、au5Gの3回線を自動切り替えし、常に最適な通信環境を提供してくれます(※1)。
回線速度は、下り最大速度2.7Gbpsを達成しています(※2)。
Broad WiMAXのメリット(3) 料金プランがリーズナブル
Broad WiMAXの料金プランは、ギガ放題プラスDX(3年)プラン、ギガ放題プラス(2年)プラン、そしてギガ放題プランの3プランから選べます。
現在はキャンペーン中で、ギガ放題プラスDX(3年)プランは最大3ヶ月月額2,090円(税込)で利用できます。WiMAX陣営の中でも“月額最安級”のリーズナブルさです(各通信事業者のHPで公表されているWiMAX+5Gサービス15社の月額基本料の比較において。自社調べ(2022年3月時点))。(※3)
初期費用は通常時20,743円ですが、現在は「契約解除料還元のお乗換えキャンペーン」により「0円」となることも魅力です。
Broad WiMAXのメリット(4) 通信速度制限の変更で、より快適な「実質無制限」に
Broad WiMAXのデータ容量は、これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度が一律に制限されていました。
しかし、昨今のコンテンツの大容量化、リモートワーク需要等に合わせ、より快適に利用できるよう通信速度制限方法が2022年2月1日に変更されました(※4)。
コロナ禍以降、リモート授業やリモートワークの機会が多くなりましたが、速度制限を気にせずに安心してネットに接続できます。
(※1)5Gは一部地域での提供となります。
(※2)接続機器使用時の通信速度は、通信環境等により異なります。下り最大速度2.7Gbpsは一部地域(5G地域)での提供となります。
本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は機器の能力に依存します。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
(※3)契約時には別途、機種代金と事務手数料3,300円(税込)が必要です。
(※4)エリア混雑状況やネットワークの継続的な高負荷などが発生した場合、状況が改善するまでの間、サービス安定提供のための速度制限を行う場合があります。
Broad WiMAXのWiFiルーターは、ホームルーターとモバイル型WiFiで選べる
SoftBank Airからの乗り換えにおすすめのBroad WiMAX。WiFiルーターは、据え置き型の「ホームルーター」と、室内・屋外どちらでも使える「モバイル型WiFi」から選べます。
ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
Broad WiMAXの最新型ホームルーターは「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」です。
WiFiは、802.11a/b/g/n/ac/axと幅広く対応しているので、古いデバイスでも新しいデバイスでもWiFiと接続できます。
周波数帯は2.4GHzと5GHzの両対応なので、デバイス側で2.4GHzと5GHzを使い分けることができます。
最大同時接続台数は40台と、デバイスを複数接続してもまったく問題ありません。またWi-Fi6 4ストリーム対応なので、安定したネット環境を実現してくれます。
モバイル型WiFi「Speed Wi-Fi 5G X11」
Broad WiMAXの最新モバイル型WiFiは、「Speed Wi-Fi 5G X11」です。
約174gと軽量で、持ち運びに便利。4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、外出先の長時間使用でも安心です。
WiFiは、802.11a/b/g/n/ac/axと幅広く対応しているので、古いデバイスでも新しいデバイスでもWiFiと接続できます。周波数帯は2.4GHzと5GHzの両対応なので、デバイス側で2.4GHzと5GHzを使い分けることができます。
外出先はもちろん、室内でもそのまま利用できます。室内利用なら、アンテナ内蔵のクレードルがあれば通信品質がより安定し、自動で充電してくれるのも便利です(クレードルは有料オプション)。
また、現在Broad WiMAXでは「2台同時お申し込みキャンペーン」も開催中です。キャンペーンを利用すれば、5,000円割引になります。
SoftBank Airの解約後、新しいネット環境で「屋内でも屋外でも快適に使いたい」と希望される方は、モバイル型WiFiの“2台持ち”を検討してみてはいかがでしょうか。
「2台同時お申し込みキャンペーン」については、こちらをご参照ください。
まとめ
SoftBank Airを解約するのは、正しい手順を知っていればそれほど難しいことではありません。
ただタイミングによっては、契約解除料などの出費が発生する可能性があります。それでも、何らかの事情で「いま解約したい」と希望する人もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、新しく乗り換えるプロバイダのキャッシュバックを狙うのが、もっともおトクな解約方法といえます。
また、新しくインターネットサービスを乗り換える場合は、Broad WiMAXのような、工事の必要がなく契約後すぐ使えるような、モバイル回線のサービスをおすすめします。
【監修者】
坂倉 泰之(さかくら・やすゆき)
株式会社ビットリンク代表。
名古屋を拠点にエンジニアとして活躍。高い知見と旺盛な好奇心でIT業界全般に詳しい。
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