インターネットを快適に使用するために重要なポイントは、「通信速度の速さ」です。各プロバイダーの公式サイトには、理論的に実現可能な最大値が記載されています。しかし、それらは実際に使用する際の通信速度(実効速度)とは異なるので注意しましょう。
実効速度は、さまざまな理由によって理論的最大値よりも遅くなることがあります。「スピードテスト」によって実効速度を測定すれば、通信が遅くなっている原因を特定し、快適なインターネット接続環境を整えることが可能です。 本記事では、インターネット回線の実効速度を測定する方法や、測定結果の見方について解説し、速度が遅い場合の対処法も紹介します。
本記事は2022年4月12日に作成されました。現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
「スピードテスト」とは?

多くのプロバイダーが提示している通信速度は理論的に実現可能な最高値なので、さまざまな理由によって実効速度がそれよりも遅くなることが考えられます。
実際の使用環境における通信速度を知りたい場合は、「スピードテスト」をおこないましょう。スピードテストとは、インターネット回線の理論的最大値ではなく、実効速度を測定するテストです。通信が遅い原因を特定して快適なインターネット接続環境を整えるのに役立ちます。
実効速度が速くなったり遅くなったりする要因の1つは、端末のスペックやLANケーブルの性能です。また、使用者数によっても変化するため、混雑している時間帯は遅くなることがあるかもしれません。
なお、必要な通信速度は、インターネットの使用の仕方によって変わります。メールを閲覧する程度であれば、あまり高速でなくても問題ありません。(※)ただし、オンラインゲームや動画閲覧を楽しみたい方は、十分な通信速度を確保しましょう。
実効速度を測定すれば、遅くなっている原因を特定して改善することが可能でしょう。通信速度が遅いと感じる方は、一度スピードテストを行ってみてはいかがでしょうか。
(※)メールやSNSのメッセージ送信の目安:1Mbps /メールやSNSのメッセージ受信の目安:128Kbps~1Mbps
参照元:https://wimax-broad.jp/column/internet-speed/
スピードテストの方法
スピードテストには2つの種類があります。それぞれ詳しく解説するので見ていきましょう。
●通信速度測定サイトを使用する
Googleなどの検索エンジンを使って「スピードテスト」というキーワードで検索すると、多くの通信速度測定サービスがヒットします。
基本的にソフトウェアのインストールは不要で、普段使用しているブラウザ(Google ChromeやInternet Explorerなど)から気軽に使用することが可能です。クリックするだけで測定できるスピードテストもあり簡単です。
●スマートフォン・タブレット用の通信速度測定アプリを使用する
スマートフォンやタブレットを使っている場合、ブラウザだけではなく、専用アプリでもスピードテストが可能です。Google PlayやApp Storeからダウンロードして端末にインストールする必要がありますが、過去の測定履歴を確認できるなど便利な機能が付いているアプリもあります。
スピードテストの結果の見方
スピードテストを実行すると測定結果が表示されますが、「単語や記号の意味がよく分からない」という方がいらっしゃるかもしれません。ここからは、多くのスピードテストで使われている用語や記号について説明していきます。
● Mbps(メガビーピーエス)、Gbps(ギガビーピーエス)
通信速度を表す際は、「Mbps」(メガビーピーエス)や「Gbps」(ギガビーピーエス)という単位が使用されます。これらの数値が大きいほど、1秒間に多くのデータの送受信が可能です。
bpsは「bits per second」の略であり、「1秒間に送受信可能なビット数」を表します。M(メガ)は10の6乗を表す接頭辞、G(ギガ)は10の9乗を表す接頭辞です。すなわち、1,000Mbps=1Gbpsであるため、Gbpsの方がMbpsよりも大きいということになります。
●下り速度、上り速度
通信速度には、「下り速度」と「上り速度」という2つの種類が存在します。下り速度はダウンロードする際の速度であり、上り速度はアップロードする際の速度です。
どちらも速いに越したことはありません。ただし、多くの方のインターネット使用法(「動画や静止画のダウンロード」「動画配信サービスのストリーミング視聴」「オンラインゲームのプレイ」など)では、下り速度の数値が重要になります。
●レイテンシ
レイテンシとは、サーバーに要求を出してからデータが送られてくるまでに要する時間(伝送遅延時間)です。「Ping値」と呼ばれることもあります。
レイテンシは、通信のタイムラグを示す数値であり、なるべく低い方が良いです。
●ジッター
多くのデジタル回路は、回路全体や接続された機器が連動する「タイミング信号」に基づき動いています。ジッターは、主にタイミング信号の波形の揺らぎ・ばらつきを表すものです。ジッターによって、システムが誤動作したり精度が落ちたりします。
ジッターの値が高い場合、スムーズに通信できず、ビデオ会議などの際に途切れやすくなってしまうため、値は低い方が良いとされています。
通信速度が遅い場合の対処法
ここからは、WiFiルーター利用者がスピードテストを実行して、インターネット回線の実効速度が遅いことが分かった場合の対処法の例をご紹介します。
まず、WiFiルーターを再起動してください。再起動すれば、問題が解消されることがあります。
再起動しても改善されない場合、通信に使う周波数をWiFiルーターで指定できる機能「チャンネル設定」を変更してみましょう。住宅密集地などで多くの人が同じチャンネルを使用すると、電波干渉が発生して速度が低下するケースがあるためです。 チャンネル設定を変えても通信速度が遅いままの場合、LANケーブルとWiFiルーターを直接つないでインターネットに有線接続すると改善されることがあります。有線接続して問題がなければ、WiFiルーターに物理的な問題が発生しているかもしれません。その場合は、買い替えも選択肢のひとつです。
スピードテストで通信速度が遅いなら「Broad WiMAX」がおすすめ
「スピードテストを実行して通信速度が遅いためWiFiルーターの買い替えを検討している」という方には、「Broad WiMAX」をおすすめします。
Broad WiMAXは下り速度が最大2.7Gbps(※)なので、動画の閲覧やオンラインゲームのプレイなどがスムーズにできます。初期設定をすれば、店舗受け取りの場合は最短即日でインターネットの使用を開始できる点も魅力といえるでしょう。また、固定回線と異なり、工事が不要なのでお待たせしません。
(※) Speed Wi-Fi 5G X11の最大速度です。記載の速度は5G通信時の技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。また、5G提供エリアは限定されています。
モバイルルーターの場合は端末がコンパクトで持ち運びが簡単なので、自宅でも外出先でもインターネットを楽しめます。スマートフォンは月間で一定の通信量を超えると速度制限が発生するケースがありますが、Broad WiMAXなら通信量の上限がない(※)ので快適です。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
(※)ネットワーク混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、ネットワークが混雑する時間帯に通信速度を制限する場合があります。

Broad WiMAX通信編集部

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