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iPhoneはなぜ互換性が高いマイクロUSB(Android)ではなくLightning?USB端子の種類まとめ

iPhoneはなぜ互換性が高いマイクロUSB(Android)ではなくLightning?

パソコンと周辺機器の接続にはUSBが広く使用されています。

スマートフォンを充電器やパソコンにつなぐ際は、互換性が高い「マイクロUSBケーブル」を使用することがほとんどです。しかし、iPhoneの場合は「Lightningケーブル」を使用します。

一体なぜiPhoneは「マイクロUSB」規格ではなく、「Lightning」規格を採用しているのでしょうか?今回はiPhoneが「Lightning」規格にこだわる理由と、USB端子の種類についてご紹介します。

本記事は2022年5月2日に作成されました。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

iPhoneをつなぐLightningの特徴

iPhoneをつなぐLightningの特徴

iPhone 、iPadなどを充電器やパソコンにつなぐ際に使用する「Lightningコネクタ」は、アップル製品にしか採用されていません。

Lightning の大きな特徴はリバーシブル仕様のため、表裏を気にせずに差し込みができる点でしょう。そしてもう1つの特徴は、Lightning 対応の周辺機器を製造する際に製造元のアップルの認証が必要だという点です。

Lightningを採用するアップルの狙い

Lightningを採用するアップルの狙い

アップルがLightningの採用にこだわる理由は、独自の認証チップの搭載にあるといわれています。

周辺機器メーカーがアップルの認証を得るためには、「MFiプログラム」に参加しなければならず、アップルのライセンス認証を受けたメーカーのみが認証チップを購入できるという仕組みです。

この仕組みにより、アップルが自社対応製品を開発・販売する他社メーカーを審査し、コントロールできるようになりました。

アップルの審査に通らない限り、アプリケーションを流通させることができないため、対応メーカーは常にアップルの審査や動向を気にする必要があります。

Lightningを採用することにより、アップルは自社マーケットの管理統制力を高めているといえるでしょう。

「USB端子」の種類と特徴

一般的にスマートフォンをパソコンや充電器につなぐ際は、「USB端子」が広く使用されています。同じUSBでも端子の形状は数多くあり、ここでは「USB端子の種類と特徴」を整理しましょう。

まず、主なUSB端子の形状は「タイプA、タイプB、タイプC、ミニA、ミニB、マイクロA、マイクロB」の7種類に分かれています。A・Bはそれぞれ「Aが本体側」、「Bが周辺機器側」という意味です。

7種類のUSBの特徴を以下にご紹介します。

  1. 「タイプA」パソコン側への接続端子
  2. 「タイプB」プリンタやスキャナなどのパソコン周辺機器側への接続端子
  3. 「ミニA」現在ほぼ使われていないため廃止される見込み
  4. 「ミニB」主にデジタルカメラへの接続端子
  5. 「マイクロA」周辺機器からスマートフォンやタブレットへの接続端子
  6. 「マイクロB」スマートフォンやタブレットから周辺機器への接続端子
  7. 「タイプC」USB規格としては、USB 3.1に対応しています。これまでのコネクタと異なり、コネクタ部分に上下の区別がないため、差し込み方向を間違える心配がありません。転送速度は、最大10Gbpsとなります。

今後のLightningとUSB

今後のLightningとUSB

以前より欧州では、携帯電話の充電コネクタをすべて統一しようとする動きがありました。そして2009年、充電機器の規格としてマイクロUSBを要求することが欧州議会で採択されました。

さらに同議会の2014年の採決により、欧州ではすべてのメーカーが2017年に統一規格に切り替えることができるように、EU加盟各国がそれぞれ法整備など準備を進めていくことを決定

また2021年9月には、欧州で販売している小型電子機器の充電機器の端子を、USB-Cに統一することを義務付ける法案が公表されました。現在は、2022年5月の欧州議会での採決を目指し、議論が進められているところです。

多くのメーカーはすでにマイクロUSBを採用しているため、大きな影響はないと思われます。しかし、アップルが今後も欧州でLightning規格を採用し続ける場合は、何かしらの対応が必要になるでしょう。

おわりに

これまでアップルのLightningは、表裏関係なく差し込めるという使い勝手の良さが多くのユーザーに受け入れられてきました。一方、アップル以外の製品ではマイクロUSBを採用しているものがほとんどです。

独自の規格を採用することにより、アップル対応製品を開発・販売するメーカーに対する管理統制を強められることが、アップルがLightningを採用する理由として挙げられるでしょう。

また、ご紹介したようにUSB端子にもさまざまな種類があります。今まであまり興味がなかった方も、知っておくと今後の電子機器などの情報が面白く感じられるかもしれません。

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