オンラインでのビデオ通話中に画面が固まったり通話が切れたり、動画視聴している時に動画がカクカクなったり、読み込みに時間がかかって途切れたりすることはありませんか。
通信速度が遅いのは契約しているプロバイダーと関係があるかもしれません。本記事では、プロバイダーが通信速度に及ぼす影響や、通信速度が遅い原因、おすすめのプロバイダーをご紹介していきます。
本記事は2022年01月01日に作成されました。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
プロバイダーによって通信速度が変わることもある!
結論、プロバイダーによってインターネットの通信速度が変わる可能性があります。以下の4つが、通信速度に与える影響と考えられています。
- ユーザーが多いと速度が遅くなることがある
- エリア内の設備が影響することがある
- 通信制限を設けていることがある
- 通信方式によって速度が変わることがある
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ユーザーが多いと速度が遅くなることがある
同じプロバイダーを使用している人が多いと、インターネット回線が混雑しやすくなる場合があります。
そのため、同じ時間帯にプロバイダーを使用している人数によって通信速度に影響を与える可能性があります。
エリア内の設備が影響することがある
各プロバイダーが所有する設備の充実度によって通信速度に影響することがあり、インターネットを使用するエリア内にプロバイダーが充実した設備を持っていれば、通信速度が安定しやすくなります。
地域密着型のプロバイダーの場合、そのエリア内の設備が大手プロバイダーよりも充実している場合もあるため、一概に大手プロバイダーの設備の方が充実しているとは言い切れません。
通信制限を設けていることがある
プロバイダーによっては、サービスを安定して供給するために通信制限を設けているところがあり、通信制限があると制限中は通信速度が遅くなります。
例えば、Broad WiMAXの「ギガ放題プラスDXプラン」は5Gに対応した料金プランですが、直近3日間のデータ通信量が合計15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯に通信速度が概ね1Mbpsの制限を行います。
またプランによっては、1日、あるいは1ヶ月間で使用できるデータ通信量が決まっている場合もあるので、自分が使用するデータ通信量を把握して契約時に選択する必要があります。
通信方式によって速度が変わることがある
新しい通信方式に対応しているかどうかも通信速度に影響があります。新しい通信方式である「v6プラス(Ipv6)」接続に対応しているプロバイダーの方が、比較的通信速度が安定しやすいです。
なお、「v6プラス」はまだ使用者が少なく、すべてのプロバイダーがIpv6に対応しているわけではありません。また、プロバイダーによっては名称が異なる場合もあります。
プロバイダーによる原因以外で通信速度に影響する要素
プロバイダー以外にも通信速度に影響を及ぼす要素があります。ここでは、プロバイダー以外の2つの要素をご紹介します。
同じエリア内の契約者数
同じエリア内にインターネット回線契約者数が多いと、どのプロバイダーと契約しているかに関わらず、通信速度に影響を与える可能性があります。
インターネット回線は近隣の基地局から各契約世帯まで、回線を分岐・分配しながら敷設されています。そのため、分岐の数が多くなればなるほど、通信速度は遅くなってしまう傾向にあるのです。
同じ回線を共有しているユーザー数
光回線の契約タイプとして、「一戸建てタイプ」と「マンションタイプ」の2種類があります。そのうち、マンションタイプの光回線に加入している場合、同じ回線を共有している世帯数が多いと速度も遅くなりやすいといえます。
通信速度を重視したい場合は、一戸建てタイプの回線に加入し、自宅に回線ケーブルを引き入れる方が速度は安定しやすくなります。
プロバイダーが原因で通信速度が遅いときの対処法
通信速度が遅い原因がプロバイダーにある場合は、以下の3つの方法で対処するようにしましょう。
- 「v6プラス」に加入する
- 5G対応の最新機種などに変更してみる
- プロバイダーの乗り換えを検討する
それぞれ、詳しく解説します。
「v6プラス」に加入する
通信速度が安定しやすい「v6プラス」に加入しているかを確認します。プロバイダーによって、「v6プラス」が標準サービスとなっているところもあれば、追加で加入する必要のあるオプション契約になっているところもあります。
5G対応の最新機種などに変更してみる
モバイル回線を使用しているなら5Gに対応した最新機種に変更するのも1つの手です。5Gとは、第5世代移動通信システム(5th Generation)の略称で、従来の無線通信よりも「高速・大容量」「低遅延」「多接続」なインターネットサービスです。
2021年以降、5Gに対応したモバイル回線サービスは増えており、ソフトバンク、ドコモ、auなどの大手キャリアやWiMAXで5Gに対応した最新機種が販売されています。4Gよりも通信速度が向上しているので、5G対応の最新機種への変更もおすすめです。
プロバイダーの乗り換えを検討する
通信速度が安定しないようであれば、プロバイダーの乗り換えを検討するのも1つの方法です。
乗り換えを検討する際には、ユーザーの多さ・設備の充実度・v6プラスに対応しているか・通信制限はあるかなどのポイントを比較すると良いでしょう。
【光回線】速度が速いプロバイダーとセットになっている3社を紹介
光回線は、原則としてデータ通信量に明確な制限は設けられていません。
ただし、モバイル回線サービスと違って、回線提供事業者とプロバイダー(回線接続事業者)が別々になっているので、ユーザーは光回線事業者とプロバイダーを自分で選択する必要があります。
自分で光回線の種類を調べたり、プロバイダーとの組み合わせを比較したりするのは時間と手間が掛かります。そこで、光回線とプロバイダーがセットになった光コラボのうち、高速通信で速度が速いおすすめのプロバイダー3社を紹介します。
auひかり:BIGLOBE
auひかりは、KDDIが運営していて、独自回線を使っている光回線です。最大10Gbps(※)の高速通信が可能。しかも、どのプロバイダーでも一律料金です。
なかでも「auひかり ホームタイプ」にお申し込みのお客さまが使用できる「高速サービス」は別途で利用料金が必要になりますが、標準速度よりも速度が出やすくなります。
開通月の月額料金無料の特典が付いているのも魅力です。また、速度が速いだけでなくセキュリティ機能が標準搭載されていて、「v6プラス」にも対応しています。
auひかりの「ホーム1ギガ:ずっとギガ得プラン」は戸建向けの料金プランで、3年単位の継続利用を条件に段階的に料金が割引となります。1年目は5,610円(税込)、2年目は5,500円(税込)、3年目以降は5,390円(税込)です。
集合住宅向けのプランとしては「マンション タイプG」があり、16契約以上対応のマンションなら初月から5,390円(税込)、8契約以上対応のマンションなら初月から5,720円(税込)になります。
どちらのプランもプロバイダー料金が含まれており、auスマートバリューの対象のため家族全員のauケータイの使用料金が永年割引になります。
(※)戸建て向け提供時の最大値です。
(※)お申し込み可能エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアに限ります。(可能エリア内でもご利用になれない場合があります。)また、高速サービスはベストエフォート型のサービスです。記載速度は技術規格上の概ねの最大値となり、実使用速度および高速化を保証するものではありません。回線の混雑状況などにより通信速度が低下します。
ソフトバンク光:Yahoo!BB
ソフトバンク光のプロバイダーはYahoo!BBのみです。通信速度は、最大10Gbps(※)と高速通信が可能です。回線タイプが「ファミリー・ギガスピード」で2年自動更新プランの場合の月額使用料金は、一戸建てタイプが月額5,720円(税込)、マンションタイプが月額4,180円(税込)です。
プロバイダーの料金は月額料金に含まれていますが、Yahoo! BBには有料会員のスタンダードとプレミアムがあります。プレミアム会員になるとポイント付与率などの特典もありますが、追加で月額605円(税込)が発生します。
また、ソフトバンクのスマートフォンまたはタブレットの料金が永年毎月最大1,100円(税込)割引になります。
(※)最大10Gbpsとは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコン等の機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。
(※)提供エリアは、東日本電信電話株式会社および西日本電信電話会社が提供する「フレッツ 光クロス」の提供エリアとなります。
ドコモ光:ドコモnet
ドコモ光は大手キャリアのドコモが運営している光コラボで、ドコモnetは「ドコモ光」タイプAに対応したプロバイダーです。「v6プラス」インターネット接続機能が使用できます。
光回線とプロバイダーの運営会社が両方ともドコモのため、トラブルが起きた場合でもドコモがまとめてサポートしてくれます。
1ギガ タイプAの2年定期契約を契約した場合の月額料金は、一戸建てタイプが5,720円(税込)、マンションタイプが4,400円(税込)です。さらに家族全員のドコモスマートフォンの月額料金が永年最大1,100円(税込)割引になります。
【モバイル回線】速度が速いおすすめのプロバイダー3社を紹介
モバイル回線サービスとは、無線通信を用いたインターネットサービスのことです。光回線のように工事が不要で、機種が届けばすぐに始めることができます。
光回線のように自宅で使用できるホームルーターや、外出先で安定した高速通信が可能なモバイルWiFiルーターなどがあり、ライフスタイルやシーンに合った使い方が選べるのも魅力です。
また、モバイル回線は回線接続事業者とプロバイダーがセットになっているため、内容がわかりやすいです。
ここからは、速度が速くておすすめのプロバイダー3社をご紹介するので、参考にしてください。
Broad WiMAX
Broad WiMAXは月額料金がWiMAX業界のなかでも最安級(※)のプロバイダーです。支払い方法はクレジットカードと口座振替のどちらかを選択可能なので、クレジットカードを持っていない方でも申し込みできます。
平日13時までに申し込みが完了していれば、最短即日発送が可能。店舗受け取りを選択した場合、条件を満たしていれば店舗で機種を受け取ることもできるので、インターネットをすぐに使用したい方におすすめです。
3年契約の「ギガ放題プラスDXプラン」の月額料金は初月~2ヶ月目まで2,090円(税込)、3ヶ月目~36ヶ月目まで3,894円(税込)、37ヶ月目以降は4,708円(税込)です。
(※)各通信事業者のHPで公表されているWiMAX 2+サービス22社の月額基本料の比較において。自社調べ(2022年1月時点)
GMOとくとくBB
GMOとくとくBBは運営実績20年以上の老舗プロバイダーが運営しているモバイル回線サービスです。
他のWiMAXプロバイダーに比べてキャッシュバックが高額な傾向にあります。
GMOとくとくBBの料金プランは初月~24ヶ月目までが4,158円(税込)、25ヶ月目以降は4,708円(税込)です。なお、スマートフォンとの割引セットはありません。
カシモWiMAX
カシモWiMAXはインターネットから申し込みが完了し、最短即日発送も可能なWiMAXプロバイダーです。他のWiMAXプロバイダーと比べると、初月の料金が抑えられているという特徴があります。
「ギガ放題プラス」の月額料金は初月が1,408円(税込)で、2ヶ月目以降は4,455円です。なお、UQ mobileを使用中の方がカシモWiMAXをセットで使用すると、UQ mobileの月額基本使用料が最大550円(税込)割引になります。
Broad WiMAXはお得なキャンペーンを実施中
光回線3社とモバイル回線3社を紹介したなかで、今回おすすめのプロバイダーは「Broad WiMAX」です。
月額料金がWiMAX業界のなかでも最安級(※)のプロバイダーで、お得なキャンペーンなどが魅力です。Broad WiMAXの詳しい料金は次になります。
プラン名 | ギガ放題プラスプラン | ギガ放題プラスDXプラン |
---|---|---|
初期費用(税込) | 20,743円 | |
事務手数料(税込) | 3,300円 | |
月額料金(税込) | 初月~2ヶ月目:2,999円 3ヶ月目~24ヶ月目:4,634円 25ヶ月目~:5,313円 | 初月~2ヶ月目:2,090円 3ヶ月目~36ヶ月目:3,894円 37ヶ月目~:4,708円 |
端末料金(税込) | 一括:21,780円 分割:605円×36ヶ月 | |
違約金(税込) | 初月~:10,450円 更新月のみ:0円 | 初月~12ヶ月目:20,900円 13ヶ月目~24ヶ月目:15,400円 25ヶ月目~:10,450円 更新月のみ:0円 |
契約期間 | 2年 | 3年 |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替・請求書(法人の場合) | |
キャンペーン | 乗り換えキャンペーン 2台同時申込キャンペーン プラスエリアモード無料 |
また現在、Broad WiMAXでは、以下のキャンペーンを実施しています。
- 乗り換えキャンペーン:他社から乗り換える場合、最大19,000円の違約金が後日還元される
- 2台同時申込キャンペーン:2台同時に申し込むと、5,000円が後日キャッシュバックされる
- プラスエリアモードが無料…屋内、山間部、地下など電波が届きにくい場所でも通信が繋がりやすくなるサービスが通常月額1,100円(税込)のところ無料に
それぞれ、適用条件があるので、詳しい内容はBroad WiMAXの公式サイトをご確認ください。
(※)各通信事業者のHPで公表されているWiMAX 2+サービス22社の月額基本料の比較において。自社調べ(2022年1月時点)
Broad WiMAXの端末
Broad WiMAXでは、5Gに対応した最新のモバイルWiFiルーターやホームルーターを販売しています。 次の表はモバイルWiFiルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」とホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」のスペックをまとめたものになります。
種類 | モバイルWiFiルーター | ホームルーター |
---|---|---|
機種名 | Speed Wi-Fi 5G X11 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 | NECプラットフォームズ株式会社 |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n/ac/ax(2.4GHz) IEEE802.11a/n/ac//ax(5GHz) | 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz |
通信速度 | 受信最大2.7Gbps(※) 送信最大183Mbps | 受信最大2.7Gbps(※) 送信最大183Mbps |
サイズ(H×W×D) | 約136mm×約68mm×約14.8mm | 約101mm×約179mm×約99mm |
重量 | 約174g | 約446g |
通信方式 | 5G(Sub6) / 4G LTE / WiMAX 2+ | 5G(sub6/<sub6・ミリ波>以外の周波数)/4G LTE/WiMAX 2+ |
バッテリー容量 | 4,000mAh | なし(コンセント接続) |
最大接続台数 | 16台 | 有線LAN:2台 無線LAN:40台 |
「Speed Wi-Fi 5G X11」は、光回線並みの通信速度を実現したモバイルWiFiルーターです。最新のWiFi規格「WiFi-6」にも対応しています。
また、最新のセキュリティ規格「WPA3」にも対応しているので、セキュリティ性能もアップしています。クレジットカードや個人情報が盗まれる危険性が低いので、安心してインターネットやオンラインショッピングを楽しめます。
別売りの専用クレードルを装着すれば無線電波を拾いやすくなり、パソコンやゲーム機などと有線接続が可能になるので、室内のホームルーターのように使用できます。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」は、5Gに対応したホームルーターです。モバイルWiFiルーターと違い自宅で使用するルーターですが、コンセントにさすだけで5G対応エリア内であれば高速通信が使用できるようになります。
スマートフォンやタブレットなど子機側のバッテリーを節約できる「TWT (Target Wake Time)技術」を搭載しています。端末がWiFi-6に対応しているなら、バッテリー持続時間を大幅に延長できます。
また、接続台数が無線で最大40台と多いので、家族など複数人で使用するのに向いています。
さらに詳しく見たい方は、以下のサイトをご覧ください。
Speed Wi-Fi 5G X11
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
(※)現在、5G提供エリアは一部に限定されております。
(※)本サービスはベストエフォートサービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客さまのご利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
プロバイダーが原因で速度が遅い場合は乗り換えを検討しよう
オンラインでのビデオ通話やオンラインゲーム、動画視聴を快適に楽しみたいなら、高速通信できるインターネット環境が不可欠です。プロバイダーが原因で通信速度が遅いのであれば、高速通信が可能なプロバイダーへの乗り換えを検討するのも1つの手です。
自宅で安定した通信速度が期待できる光回線か、回線工事が不要で高速通信が可能なモバイル回線がおすすめです。モバイルルーターなら外出先でも使用できるため、移動が多い方はモバイルルーターがあると便利です。
BroadWiMAXは月額料金がWiMAX業界のなかでも最安級(※)のプロバイダーです。
最新の5G対応機種を販売しているので、インターネットの速度を向上したいと考えている方は申し込みの検討をおすすめします。
(※)各通信事業者のHPで公表されているWiMAX 2+サービス22社の月額基本料の比較において。自社調べ(2022年1月時点)