最近ではカフェや駅、宿泊施設など、WiFiを気軽に利用できる「フリースポット」が至る所にあります。しかしフリースポット利用時には不正アクセスやウイルス感染、乗っ取りの可能性があるため、セキュリティ対策を十分に行うことが重要です。
今回はフリースポットを利用する際の注意点とセキュリティ対策についてご紹介します。
本記事は2015年10月9日に作成されました。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
フリースポットとは

フリースポットとはWiFi(無線LAN)でインターネットに接続できる環境を開放しているエリアサービスのことです。誰でも自由に利用することができ、安定した通信サービスを受けることができます。カフェや駅、宿泊施設などさまざま場所にフリースポットは存在し、最近は無料で利用できるフリースポットが増えています。
フリースポットの利便性と危険性

インターネットの利用に大変便利なフリースポットですが、不特定多数のユーザーがインターネットにアクセスするため、個人情報やクレジットカード情報を盗まれるなどの不正アクセスやウイルス感染の被害を受ける可能性があります。またセキュリティ対策が不十分な端末を利用している場合、犯罪行為の踏み台に利用される可能性もあります。
したがって、フリースポット利用の際はセキュリティ確保に十分注意することが必要です。
フリースポット利用時の注意点とセキュリティ対策

安全にインターネットを楽しむためには、フリースポット利用時の注意点を把握し、対策を行うことが重要です。フリースポットを利用する際は以下の6つのポイントを確認してください。
【ポイント1】「Free」「Public」のフリースポットは避ける
ネットワーク名に「Free」「Public」と入っているフリースポットの利用は控えましょう。
パソコンへの不正アクセスやウイルス感染させられる可能性があります。
【ポイント2】暗号化されていることを確かめる
暗号化されておらず、暗号化が「None」で接続している場合は危険です。暗号化なしのフリースポットでは、通信内容が誰にでも見えてしまいます。また暗号化方式が「WEP」の場合もセキュリティ面の脆弱性があり、他の暗号化方式と比較して解読が容易であるため、利用は避けてください。
「WPA」により暗号化されたネットワークを利用しましょう。WPAはセキュリティ強度を向上させた暗号化方式の規格です。
【ポイント3】個人情報やクレジットカードの情報の送信を控える
他人に見られても支障のない内容を送受信することが理想的です。個人情報やクレジットカードの情報など、重要な情報の送信は控えましょう。どうしても送信する必要がある場合は「SSL」などで暗号化されていることを確認してください。
【ポイント4】パソコンの共有設定を「無効」にする
ファイルとプリンターの共有設定を無効にすることにより、他の端末からパソコンのフォルダへアクセスされることがなくなります。
設定の手順は以下の通りです。
「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」→「ファイルとプリンターの共有を無効にする」を選択
【ポイント5】「会員制」「ゲスト」を利用する
フリースポットには事前の会員登録が必要な「会員制」、一時的に利用可能な「ゲスト」、誰でも自由に利用可能な「フリー」の3種類があります。セキュリティ面を考慮し、「会員制」もしくは「ゲスト」を選択してください。
【ポイント6】必要がないときは端末のWiFiをOFFにする
持っているパソコンやスマートフォンによってはフリースポットに自動接続されることもあります。WiFiを利用する必要がない場合は、端末のWiFi接続機能を切ると良いでしょう。
おわりに
今回はフリースポットを利用する際の注意点とセキュリティ対策についてご紹介しました。フリースポットはインターネットユーザーにとって大変便利なサービスです。セキュリティに気を付けながら、快適にインターネットを楽しみましょう。

Broad WiMAX通信編集部

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