WiMAXとは、モバイル回線サービスの1つです。
提供エリア内なら、WiMAXに対応したルーターと接続するだけでインターネットが使用できます。
サービス開始当初は基地局の数や通信速度は他のインターネットサービスに比べて劣っていましたが、現在では提供エリアは拡大され、5Gの高速通信にも対応しています。
本記事では、WiMAXの通信速度や速度制限の条件に付いて解説します。
「WiMAXの速度ってぶっちゃけどうなの?」と気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事は2022年10月30日に更新しました。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
WiMAXの速度は5G対応で高速通信が可能に
WiMAXとは、「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略称で、モバイル回線(無線通信規格)の1つです。
KDDIグループ子会社であるUQ コミュケーションズ株式会社が設置、管理している回線で、サービス開始当初はWiMAX回線のみでしたが、2015年にWiMAX2+が登場し、2021年より5Gに対応したことで超高速通信が可能になりました。
それぞれの通信回線の下り最大速度は次のようになっています。
- WiMAX回線…下り最大速度40Mbps(※1)
- WiMAX2+回線…下り最大速度440Mbps(※1)
- WiMAX2+/4G LTE…下り最大速度1.2Gbps(※1)
- WiMAX+5G…下り最大速度2.7Gbps(※1)
WiMAXの通信速度は、5G対応したことで高速通信が可能になっており、光回線(固定回線)にも劣っていません。
5Gとは、携帯電話やスマートフォンなどのモバイルネットワークの「第5世代」という意味です。
2020年以降は通信端末の進化や普及により、インターネットの使用者や重要性が増すのと同時に、ネットワークが混雑すると予想されていました。
そのため、インターネットが過密にならず、従来のモバイルネットワークよりも通信速度が速い5Gが開発されたのです。
4Gモバイルネットワークの通信速度は100Mbpsが最大とされていますが、5Gの最高速度は1秒当たり1Gbps~10Gbps(※2)に達し、将来的にはさらに速くなると予想されています。
つまり、5Gは従来の通信回線よりも「高速・大容量」「低遅延」「多接続」なインターネット回線を目指しているのです。
下り最大速度が速いほど、データのダウンロードは速くなるので、映画やゲームを快適に楽しむならWiMAXがおすすめです。
(※1)現在、5G提供エリアは一部に限定されております。
(※1)本サービスはベストエフォートサービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客さまのご利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
(※2)ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社より:
https://prebell.so-net.ne.jp/tips/pre_20112401.html
5GやWiMAX2+にも速度制限がある
従来のモバイルネットワークよりも高速・大容量となった5Gですが、速度制限はあります。
「速度制限なし」となっている料金プランであっても、ネットワークの混雑回避として速度制限の条件は設定されています。
例えば、WiMAXプロバイダーの「Broad WiMAX」では下記の速度制限の条件があります。
料金プラン | 通信回線 | 速度制限の条件 |
---|---|---|
ギガ放題プラスフリープラン/バリュープラン | 5G(Sub6) / 4G LTE / WiMAX 2+ | 短期間で大容量通信を行った場合、一時的に速度制限がかかる場合あり |
ギガ放題プラスDXプラン | 5G(Sub6) / 4G LTE / WiMAX 2+ | 直近3日間にご利用の通信量が合計15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯(翌日18時頃~翌々日2時頃)に通信速度を概ね1Mbpsに制限 |
ギガ放題プラスプラン | 5G(Sub6) / 4G LTE / WiMAX 2+ | |
ギガ放題プラン | 4G LTE / WiMAX 2+ | 直近3日間でWiMAX 2+およびLTE方式の通信量の合計が10GB以上となった場合、ネットワーク混雑時間帯(翌日18時頃から翌々日2時頃(2017年2月時点))にかけてWiMAX 2+およびLTE方式の通信速度を概ね1Mbpsに制限 |
Broad WiMAXの速度制限の条件は「直近3日間でのデータ通信量の合計」がポイントです。
仮に、ギガ放題プラスDXプランで1日目に15GB以上使用した場合、2日目の18時頃~3日目にあたる日付の午前2時頃まで、送受信の最大速度が1Mbps以下に制限されます。
通信速度が1Mbpsまで低下すると、動画サイトで高品質な映像を見たり、SNSに動画をアップロードしたりすることが難しくなります。
なお、1Mbpsは送受信の最大速度で、実際の通信速度は電波環境に応じて1Mbps以下となることもあります。
ただし、2022年2月以降から「3日間で15GBまで」の制限が撤廃されました。
短期間で大容量の通信を行った場合、一時的に速度制限がかかる場合がありますが、実質無制限でWiMAXを利用できます。
速度制限を解除するにはどうしたらいい?
速度制限の解除方法はプロバイダーによって異なりますが、大きく分けると次の2つです。
- 速度制限の期間が過ぎるまで待つ
- データ通信量を追加購入する
Broad WiMAXの場合、速度制限はネットワークが混雑する時間帯に限定されています。そのため、「翌日18時頃~翌々日2時頃」を過ぎるまで待っていれば、速度制限は解除されます。
プロバイダーによっては1日、あるいは1ヶ月で使用できるデータ通信量が決まっている場合もあります。
FUJI Wifiの毎日10ギガプラン(※)の場合は、1日のデータ通信量が10GBを超えると回線停止状態となり、翌日0時になるまでリセットされません。
料金プランでデータ通信量が決まっている場合、追加購入で速度制限を解除できる可能性があります。ただし、追加購入なので月額料金とは別にお金がかかります。
(※) docomo回線、au回線はMVNOとなります。
5G対応の最新WiMAX端末を紹介
WiMAXでは5Gに対応した最新ルーターを扱っています。
自宅でインターネットをじっくりと楽しむならホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」、外出先で高速通信を使用するならモバイルWiFiルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」がおすすめです。
5Gに対応した最新WiMAX端末のスペックや特徴を順番に解説します。
ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
WiFi規格 | 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz |
通信速度 | 受信最大2.7Gbps(※) 送信最大183Mbps |
サイズ(H×W×D) | 約101mm×約179mm×約99mm |
重量 | 約446g |
通信方式 | 5G(sub6/<sub6・ミリ波>以外の周波数)/4G LTE/WiMAX 2+ |
バッテリー容量 | なし(コンセント接続) |
最大接続台数 | 有線LAN:2台 無線LAN:40台 |
「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」は5G回線とWiMAX2+回線に接続できるホームルーターです。
コンセントに挿すだけで大容量データをダウンロードできる5G回線を使用できます。
下り最大速度は2.7Gbps(※)で、光回線以上の通信速度が工事不要で体験できます。
無線LANでは最新のWiFi-6 4ストリームに対応しているので、従来のホームルーターよりも高速なワイヤレス通信が可能です。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12について詳しく見る
(※)現在、5G提供エリアは一部に限定されております。
(※)本サービスはベストエフォートサービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客さまのご利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
モバイルWiFiルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」
機種名 | Speed Wi-Fi 5G X11 |
---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n/ac/ax(2.4GHz) IEEE802.11a/n/ac//ax(5GHz) |
通信速度 | 受信最大2.7Gbps(※) 送信最大183Mbps |
サイズ(H×W×D) | 約136mm×約68mm×約14.8mm |
重量 | 約174g |
通信方式 | 5G(Sub6) / 4G LTE / WiMAX 2+ |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
最大接続台数 | 16台 |
Speed Wi-Fi 5G X11は、従来のモバイルWiFiルーターに比べて通信速度が大幅に速くなっています。
また、最新のWiFi規格「WiFi-6」に対応しているので、無線通信でも最大1.2Gbpsの高速通信を可能としています。
他の機種に比べてコンパクトになっているのもポイントで、より持ち運びがしやすいです。
「ロングライフ充電・省電力モード」を搭載しているので、バッテリー消費を抑えながら使用することもできます。
アンテナ内蔵のクレードル(別売り)に装着すれば、電波が弱くなりやすい室内でも、ホームルーターのように使用可能です。
クレードルには充電機能が付いているので、充電器としても使用でき、LANポートが付いているのでパソコンやゲーム機とモバイルWiFiルーターを有線接続できます。
(※)現在、5G提供エリアは一部に限定されております。
(※)本サービスはベストエフォートサービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であっても、お客さまのご利用環境、回線の状況等により大幅に低下する場合があります。通信速度は、今後、速度低下も含め、変更になる可能性があります。
WiMAXの5G対応機種を選ぶならBroad WiMAXの回線サービスがおすすめ
WiMAXの5Gに対応したルーターを使用するなら、WiMAXプロバイダーは「Broad WiMAX」がおすすめです。
月額料金がWiMAX業界のなかでも最安級(※)で、5Gに対応した最新の端末や、次のような料金プランがあります。
プラン名 | ギガ放題バリュープラン | ギガ放題フリープラン |
---|---|---|
初期費用(税込) | 20,743円 | |
事務手数料(税込) | 3,300円 | |
月額料金(税込) | 初月:1,397円 2ヶ月目以降:3,883円 | 初月:1,397円 2ヶ月目以降:4,070円 |
端末料金(税込) | 一括:21,780円 分割:605円×36ヶ月 | |
違約金(税込) | 初月~:3,883円 25ヶ月目以降:0円 | 無料 |
契約期間 | 2年 | なし |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替・請求書(法人の場合) | |
キャンペーン | 乗り換えキャンペーン 初期費用無料キャンペーン 2台同時申込キャンペーン プラスエリアモード無料 |
Broad WiMAXの料金プランは契約期間が2年の「ギガ放題バリュープラン」と、契約期間なしの「ギガ放題フリープラン」に分かれていますが、どちらも、5Gに対応した最新ルーターに対応しています。
また、Broad WiMAXは、即日受取が可能なプロバイダーです。
店舗で受け取ることや申込時間など条件はありますが、申し込んだ当日に受け取れてインターネットを始められるのは魅力的です。
(※)各通信事業者のHPで公表されているWiMAX 2+サービス22社の月額基本料の比較において。自社調べ(2021年12月時点)
お得な最新キャンペーン
WiMAXはプロバイダーごとに開催しているキャンペーンが異なり、Broad WiMAXで開催中のキャンペーンは次になります。
- 乗り換えキャンペーン:他社から乗り換える場合、最大19,000円の違約金が後日還元される
- 初期費用無料キャンペーン:初期費用20,743円が特別割引される
- 2台同時申込キャンペーン:2台同時に申し込むと、5,000円が後日キャッシュバックされる
- プラスエリアモードが無料…屋内、山間部、地下など電波が届きにくい場所でも通信が繋がりやすくなるサービスが通常月額1,100円(税込)のところ無料に
それぞれ、適用条件があるので、詳しい内容はBroad WiMAXの公式サイトをご確認ください。
5G対応のWiMAXで快適にインターネットを楽しもう
WiMAXは年々進化しており、2021年からは5G対応の最新機種が登場しています。
光回線並みの通信速度を実現しており、工事不要のためルーターが届いて簡単な設定を済ませるだけで快適なインターネットを体験できます。
WiMAXはプロバイダーによって月額料金やキャンペーンが異なります。おすすめのプロバイダーは「Broad WiMAX」です。
月額料金がWiMAX業界のなかでも最安級(※)で、5Gに対応したWiMAX機種が揃っています。
最短即日発送、もしくは最短当日受け取りが可能なのもポイントで、すぐにでもインターネットを始めたい方は申し込みの検討をしてみましょう。
(※)各通信事業者のHPで公表されているWiMAX 2+サービス22社の月額基本料の比較において。自社調べ(2021年12月時点)